自分だけのミッションを持とう!

こんにちはー。

 

毎週金曜日は読書感想文の日です。

今週はこちら。

自分がいなくても上手くいく仕組み

著者 山本敏

自分がいなくてもうまくいく仕組み

自分がいなくてもうまくいく仕組み

 

 

読んでみて率直に思ったのは「この人めっちゃ行動力がある。」でした。

でもその行動力にはやはりたくさんの失敗と成功があったのでしょう。うまくいくかいかないかわからないけれどとにかくやってみよう。と言う気持ちが文章から溢れ出ていました。

また著者が実践した方法を具体的に示してくれているので条件さえ合えば再現性は高いのではないでしょうか。ただし全く同じことができたとして事業が成功するとは限りません。こればっかりは時の運なのです。

一言で言えば「チャンスの前髪を掴むための準備をしっかりしておこうぜ。」と言うことなのかもしれません。

そして自分のコピーをたくさん作ることができればその人の数の分だけチャンスが巡ってくる確率も高まってきます。そしていちどそのチャンスを掴めれば、自分はまた新しいことにチャレンジができると言うことです。もちろん他人は他人ですから従業員と言えど完全に束縛することはできません。ただしこれまでやった通りに進んでいけば、人材も次々とコピーとして働いていただくことができるのです。結果同じ志同じベクトルで進む仲間が増えるのでやはり事業が成長し、やがては自分だけのミッションを行うことができるのではないでしょうか。

 

私も組織で働いていて思うのですが、従業員と幹部の心の距離と言うものがやはり離れてしまっていると言うことが障害の1つと感じることもあります。

例えば従業員用の施設を1つとってみてもきちんとアンケートをフィードバックとして捉えられているかどうかや実務部隊が仕事を行いやすいような設備を準備できるかどうか、そのための折衝や交渉をきちんと行ってくれているかどうか。そのプロセスをきちんと理解することがなかなか知ることができない従業員はその多くを見た目だけで判断しがちです。だからこそきちんと説明をしなければならないのが幹部の責任ではないでしょうか。

また実務部隊も批判や嫌われることを恐れず、きちんと意見を発表する、と言うことも大切です。もちろんもともと仲が良い関係であればいいやすいと思いますが、そうでないところがほとんどだと思います。

特に日本では自然と敬語が使われる世界であり、年上年下の関係では必ず年上を敬うと言う精神が根付いてしまっているため、自分の意見を押し殺すと言う傾向があるのではないでしょうか。

と言う事は幹部と言うものはうわべだけの意見でゴーサインを出してしまう可能性があると言うことです。

ではどうやってきちんとした意見を引き出すか。ここにいわゆる飲みニケーション的な活動を行いがちですがそれだけではないと著者は言っています。

そしてITの力を存分に使っているのもコミュニケーションがうまくいく1つの方法と語っています。確かに新しい設備やアイデアを実際に使っていくのは特に大きな会社ではなかなか難しいと思いますが、実際に小さく行ってみてその結果を社内に大きくフィードバックすれば使用できる可能性はあるのではないでしょうか。

以前別のエントリーでもお話ししましたが、人は新しいことを行うことに少なからず恐怖を感じるものです。ですから他人が歩んだ道を知ることで少しでも前に進むと言うことが肝要です。

そして、それを愚直に試してみるのです。ダメだったら戻れば良いし、よかったら誰かに教えてあげる。そしてブラッシュアップしていく。そうすれば、自ずと明るい未来へ進むシナリオになってくるのではないでしょうか?

 

この先、私が事業やプロジェクトを任されることがあれば、ぜひ実践してみたいものです。

読めばきっと仕事をしたくなる。そんな素敵は本でした。

 

ではまたー。

 

今回のご紹介本。

自分がいなくてもうまくいく仕組み

自分がいなくてもうまくいく仕組み